デュエミラ60・イタリアングラフィティ

イヴァン・カッタネオ
1981年リリース
14曲/収録時間 36:51

2200円 画像無
DISK CODE = I001
曲目
1 IL GEGHEGE
2 IL BALLO
DEL MATTONE
3 NESSUNO MI PUO
GIUDICARE
4 UN RAGAZZO
DI STRADA
5 UNA ZEBRA
A POIS/
TINTARELLA
DI LUNA
6 RAGAZZO
TRISTE
7 YEEH!!!
8 ST.TROPEZ
TWIST
9 CHE COLPA
ABBIAMO NOI
10 I WATUSSI
11 STESSA
SPIAGGIA,
STESSO MARE
12 ABBRONZA-
TISSIMA
13 COCCINELLA
(ll primo
travestito)
14 SEI
DIVENTATA
NERA
内容
イタリア以外でイヴァン・カッタネオなんていう歌
手を知っている人はいないでしょう。しかし内容
がいろんな面で面白いので、気に入ってくれる
人もいると期待してラインナップに加えました。
'60年代に流行したカンツォーネを、タテ揺れビ
ート・ヤリすぎアレンジで、ノンストップで歌いまく
っています。まあ、ツイストのビートを発明した
国ですから不思議はないのですが…。さらに、
ミックスとトラックダウンの段階で、タブーとされ
ているエフェクトの使い方を、セオリー無視で敢
行しています。(エンジニアの鑑ですね)
真面目な話、カンツォーネ・ファンには大笑いの
1枚でしょう。原曲を知っていると楽しさ百倍保
証付。また、アレンジを志す若い人には、アナロ
グシンセの正しい使い方(?)を教えてくれます。
歌手イヴァン・カッタネオの正体は不明。ただ、
非常に表現力のある実力派ロッカーなのは確
かです。イタリア以外ではまったく発売されなか
った盤。レアかどうかは問題外。ぜひご一聴を。

マスタリングについて
ローマで新品で買ったときからクリックはありま
した。除去には苦労しましたが、まずは成功。原
盤の迫力は再現できていると思います。

フローリアン

オルメ
1979年リリース
7曲/収録時間 32:28

2600円 画像3枚
DISK CODE = I002
曲目
1 FLORIAN
2 JAFFA
3 IL MAGO
4 PIETRO IL
PESCATORE
5 CALIPSO
6 FINE DI UN
VIAGGIO
7 EL GRAN SENSER
内容
イタリアン・プログレにはクラシックの要素が強
いバンドが多くあります。レ・オルメもそのひと
つ。そして、このフローリアンは行き付く所まで
行った1枚です。メンバー全員が電気楽器を捨
て、室内楽のような編成で演奏しています。そ
れでもロックになっているところが、まさにイタリ
ア。音楽文化発祥の地の証明、といったら言い
過ぎでしょうか。
アルバム発表当時、賛否両論が起こりました。
「所詮クラシックのプロには負けるのだから、ヘ
タなことはするな」の否定派と「全体のアンサン
ブルはまとまっていて、これもロックの新しい方
向である」の擁護派が争ったものです。あなた
はどう聴かれるでしょう。
いずれにせよ、オルメのメンバーがただのロッ
ク屋ではなく、クラシックの素養があることを証
明していますし、この20年くらい後に流行するア
ンプラグドのさきがけであったことも確かです。
タイトルの「フローリアン」とは、フィレンツェに実
在するカフェの名前から採ったとの噂です。

マスタリングについて
ソースはローマで購入した新品。イタリア盤も造
りのラフさではアメ盤に負けません。ノイズ除去
には秘技を使いつくしました。この種のアルバム
では曲間ギャップも「音」ですから0.01秒の単位
で合わせ込んであります。

スモグマジカ

オルメ
1975年リリース
9曲/収録時間 36:03

2600円 画像2枚
DISK CODE = I003
曲目
1 LOS ANGELES
2 AMICO DI IERI
3 ORA O MAI PIU
4 LASERIUM
FLOYD
5 PRIM PASSI
6 IMMENSA
DISTESA
7 AMANTI DI
CITTA'
8 L'UOMO DEL
PIANINO
9 LAUREL CANYON
内容
初期レ・オルメの総決算的な作品。70年代中期
イタリアン・プログレの代表的な1枚といえるでし
ょう。一般にプログレというと「難解」の印象が
ありますが、この時代のイタリアはイ・プーという
巨人を筆頭に、メロディアスでメランコリックな
イメージを追求していたように思えます。
このアルバムは、あるひとつの街のデッサンが
モチーフのようで、表現は非常に絵画的です。
ギターとシンセサイザが全体としてはメインです
が、効果音やアコースティック楽器もアンサンブ
ルや表現方法の必然として採り入れています。
フローリアン同様、全体で1曲と考えるべきコン
セプト・アルバムです。(でも、考えてみるとコン
セプトの無いアルバムなど、たとえコンピュレー
ションでも無意味ですね。どんなアルバムにも
何らかの方向性があるはずですから)

マスタリングについて
苦闘したのは事実です。盤はローマ購入の新品
ながら、ノイズの多さには参りました。最終的に
は小さな2個のポップ以外は除去できたつもりで
す。曲間ギャップの再現もきちんとしています。

ヴェネルディ

オルメ
1982年リリース
10曲/収録時間 39:46

2600円 画像2枚
DISK CODE = I004
曲目
1 BIANCANEVE
2 ARIANNA
3 CERCHERO'
4 LA NOTTE
5 VENERDI'
6 MARINAI
7 STORIE CHE
NON TORNANO
8 RUBACUORI
9 LA SORTE
10 COM'ERA BELLO
内容
「ピッコロ・ラプソディ…」からわずか2年後のオ
ルメです。音の面で大変身しています。アコー
スティック路線は終わり、フローリアン以前の
電気・電子楽器バンドに戻っています。曲調は
見事に明るく、よく聴かないとオルメとはわかり
ません。ただ、曲の構成・表現の内容は一貫し
て変わっていません。オルメはオルメです。
このアルバムから正式なバンド名に付いてい
た定冠詞の「Le」が取れています。新しい方法
論を採る意思を表明したのかもしれません。
具体的な方法論とは、当時の新技術のフル活
用です。急速に発達した録音機材・エフェクタ、
今で言うサンプリング(当時はテープ使用)を積
極的に採り入れ、曲作りの必然要素として使っ
ています。といっても、ELPのようなテクニックに
走るのではなく、あくまでもリリック路線です。

マスタリングについて
さすがにこの時期になるとイタ盤も少しはマシに
なりノイズ殺しに悪戦苦闘しないで済みました。
録音自体も良くなりました。レコード会社が変わ
ったのも一因でしょう。ただ、6曲目に取り切れ
ないポップがあります。B面の最外周。無念!

ピッコラ ラプソディア デル エイプ

オルメ
1980年リリース
8曲/収録時間 33:10

2600円 画像2枚
DISK CODE = I005
曲目
1 IL TRENO
2 RACCOGLI LE
NUVOLE
3 LA MIA
BIANCA SPOSA
4 PICCOLA
RAPSODIA
DELL'APE
5 CHARANGO
6 FIORI DI LUCE
7 FRAGILE
CONCHIGLIA
8 BUONA NOTTE
内容
フローリアンの翌年に発表された、レ・オルメの
アコースティック編成第2弾。しかし「続編」では
なく、少しポップに、ロック寄りに変化していま
す。使用楽器もアコースティックのみに限定せ
ず、ベース等も(曲によっては)入り、ドラムスも
リズム体の中核に戻ってきました。イメージの表
現にはさらに磨きがかかり、テーマはより鮮明で
す。その「テーマ」が何かをここに書けるような
ら苦労しません。あえて言うなら「美意識のメッ
セージ」でしょう。ぜひ一度お聴きください。
アルバムの中心を成すのはタイトル・チューンで
ある4曲目「ピッコラ・ラプソディア…」です。この
曲はフローリアン同様「室内楽」。失礼ながら、
前アルバムよりも上手になった感があります。
評価がどうであれ、この時期のレ・オルメは他に
類の無い独自の世界を形成しています。

マスタリングについて
ノイズがちょうど分離しやすい個所にあったり、
その他幸運が重なって、イタ盤ながら上出来で
す。ただ一箇所、ワウがどうしても取れません。
マスターテープ段階のものと思われます。

ウオモ ディ ペッツァ

オルメ
1972年リリース
7曲/収録時間 32:12

2400円 画像無
DISK CODE = I006
曲目
1 Una
Dolcezzanuova
2 Gioco Di Bimba
3 La Porta Chiusa
4 Breve Immagine
5 Figure Di
Cartone
6 Aspettando
L'Alba
7 Alienazione
内容
レ・オルメ最初期の盤。1曲目の出だしは典型的
なイタリアン・プログレです。シンセサイザーはミ
ニムーグだけ、ハモンド・オルガンとピアノが多用
されています。他のプログレ・バンドの影響が色
濃く、まだオルメ本来の方向性は明白ではありま
せん。しかし、主にVoの旋律に、以後のオルメの
影が見え隠れします。その意味では貴重な盤で
すが、公平に見れば、その後の彼らの音楽と比
較するのはフェアではないでしょう。
このアルバムの絶対評価は、正直に言って、決
して傑出したバンドではないにしても、イタリア
ン・プログレの平均点は遥かに超えている、と断
言できます。70年代初頭、雨後の竹の子のごとく
世界中に出現したプログレ・バンドの中で、どこ
か異彩を放つ存在であったのは確かです。テク
ニック以前に人間が存在する印象があります。
まずは若いオルメ、一聴の価値はあります。

マスタリングについて
盤質はアメ盤以下でした。ここまで修復できたの
が奇跡のようです。ヘッドフォンで聴くとわかる
程度のポップは残ってしまいました。御容赦を。

PALASPORT (2CD)

I POOH
1982年リリース
24曲/収録時間 85:17

3600円 画像7枚(CD-R)
DISK CODE = I007

この2+1枚組の送料は「1枚分」です。

曲目
Disk 1
1 CANTERO' PER TE
2 BUONA FORTUNA
3 DOVE STO' DOMANI
4 INCA
5 SIANO TUTTI COME NOI
6 NOTTE A SORPRESA
7 VIENNA
8 ARIA DI MEZZANOTTE
9 ULTIMA NOTTE DI CACCIA
10 PIERRE
Disk 2
1 PERSIFAL
2 CANZONE PER L'INVERNO
3 CHI FERMRA' LA MUSICA
4 BANDA NEL VENTO
5 QUELLO CHE NON SAI
6 PICCOLA KATY
7 IN SILENZIO
8 TANTA VOGLIA DI LEI
9 PENSIERO
10 NOI DUE NEL MONDE
E NELL'ANIMA
11 NASCERO' CON TE
12 BANDA NEL VENTO
13 VIVA
14 ANCORA TRA UN ANNO

Disk 2、トラック4〜12はメドレー

内容
これまでで最良のLIVE音源は?と訊かれ
たら、迷わずこの板、イ・プーのパラスポ
ルトと答えます。ご存知の方には、もはや
何の説明も要らないでしょう。今回、この
2枚組の大作を起こしてみました。CDも輸
入盤でなら入手可能ですが、供給は安定
しておらず、プレスもドイツかイタリア。私
たちも入手してみましたが、LPに比べて
ちょっと萎縮したような音でした。それなら
起こさなければ!の結果が今回です。
イ・プーは60年代から活動を始めた純粋
イタリアバンドです。以後、今日まで活動
を続けており、常にトップの座にいます。
「ロマン組曲」「ミラノの映像」など名盤を
多数出しています。これから聴き始める
方は、アルバムから入るもよし、このライ
ヴで聴きたいアルバムを探すのも一手で
しょう。LP発売当時のライナー等はすべ
てjpg(300dpi)にしてデータCD-Rに収めま
した。今となっては、このデータだけでも
貴重品だと思います。もちろん印刷可。

マスタリングについて
ソースは84年に初めて出た日本盤2セッ
ト。気合いとねばりで市販CD以上に仕上
げました。音質は保証します。Disk2の
1曲目は、CDでは2曲に分かれています
がLPでは1曲なので、この盤でも1曲とし
ています。データを重視したため3枚セッ
トになり、値段も上がりました。ごめんね。