私たちの正体

■珍品堂アナログ店■

 いきなり妙なイラストが冒頭に出て、奇異に思われた方もいらっしゃるでしょう。あるいは「ついに復活したか!懲りないヤツラだ」と喜んでくださった皆様もいるはずです。さらに、「どこかで見た絵だなぁ?」と昔を懐かしむ諸氏もいらっしゃると思います。……このイラストは、私(大塚)がGuitar Magazineで「はんどめいどぷろじぇくと」を始めた、第1回目の口絵なのです。古〜い読者諸君(オンラインを含む)には、ご記憶のことと思います。
 雑誌連載がムック本になり、売れ行き好調だったにも関わらず版元の御意向で廃刊とあいなりました。次にこのイラストが登場したのはAnalog Sound and Elseという、私と小沢のHP上でした。ここでは紙メディアからオンライン・ショップに変身して、「パーツセット」を中心に販売していました。(正直な話、手間ばかりかかって全然儲かりませんでしたが) その後、プロバイダが潰れて自然休業に入り、現在に至っています。

 今回はガレージ・メーカーならぬ”バラック・メーカー”として再開します。私たちは、デジタル仕掛けの音響機器も、もちろん評価はいたしますが、「サウンド」はやはりアナログではないか……ということで、エフェクタをメインに、アナログでなければ出せない音のマシンを作り、主に「完成品」にして販売します。販売店は「珍品堂」というオンライン・ショップです。どうかよろしくお付き合いください。

■珍品堂主人と「主人代理」の関係■

人物紹介 話はギターマガジン掲載時に戻ります。誌上でのこの店の主人は「珍品堂」という名前でした(本名もあるはずなのですが、本人も忘れてしまったようです)。彼の唯一の友人に、ラーメン屋の「懐古軒」という変人……本人は、いたって正気のつもりです……がいて、記事はこの二人の会話(漫才)から始まるのが常でした。
 二人のキャラクターは私(大塚)が創作したものです。でも、すでに<人格>を持っていますので、抹殺するのは惜しい気がします。そこで、ヴァーチャルにですが「珍品堂アナログ店」の店主は”珍品堂”とさせてもらいます。”懐古軒”もいずれ遠からず遊びに来るでしょう。まあ一種の遊びですのでご容赦ください。
 この店では実際に品物を売ります。もちろん売買には責任が伴ないますから、責任者として「主人代理」の私がいるというわけです。つまり、やたらと現実的かつ短絡的に言ってしまえば、珍品堂という名前は、私(大塚)のオンライン・ネームとお考えいただいても結構です。
 左のイラストは珍品堂と懐古軒のご紹介。こんな風体で、うらやましいことに歳をとりません。推定年齢は、自分たちを「フラワー・チルドレン」と呼んでいることから、大体察しがつきますね。ウッドストックに行ったと言い張っていますが、本当のところは不明です。
(イラストは佐原輝夫氏に描いてもらいました。イラストの著作権は氏に帰属します)

■製品のブランドについて■

 珍品堂アナログ店で扱う製品には「Noah's Ark」というブランドが付いています。これは私と小沢の共有ブランドです。20年ほど前から断続的に(「断」の時期の方が長い!)Noah's Arkブランドでエフェクタ類を作ってきました。珍品堂の製品に名前が無いのもナンですので、今回もしつこく使うことにします。
 でも、ブランドを有名にするつもりは毛頭ございません。このまま細々と、物好きな皆様にだけ知ってもらえれば満足です。
 Noah's Arkブランドは主に小型エフェクタ(民生機)に付けます。また私たちは「NAPP」というブランドも持っています。Noah's Ark Professional Productsの略で、業務用機のためのものです。TEACとTASCAMのような使い分けです。NationalとPanasonicの使い分けとは違います。
 私たちは低周波アナログなら何でも作りますので、ときとして業務の現場からも注文をいただきます。また、自分たちが作りたくなれば、発注者がいなくても勝手に作ります。今後の製品にはNAPPブランド物も予定しております。
 ここでお断りしておきますが、カスタム・オーダーでのNAPP製品は非常に高価です。回路設計では妥協しませんし、必要なら特注パーツも使います。(でもムジツ記事みたいに、ご利益があるのかどうか不明なオカルト風神秘的パーツは使いません) そのため、予算を限られての受注はできかねますのでご了解ください。といって、1台数百万円なんていうことはありません。お問い合わせいただければラフな見積もりはさせていただきます。受注歴(前科ともいう)は、国営放送を始めとするTV局、ポスプロ系スタジオ、録音スタジオ、PA屋さん等です。警察・自衛隊からの受注はまだありません。

■メンバー■

 珍品堂と懐古軒はヴァーチャル人格ですので論外として、生きている人間のメンバーは現在5人います。みな、それぞれ仕事を(プータローも含めて)持っており、専従はいません。3人はチーフ・クラスのエンジニアで、企画・設計・試作・製品化までできます。1人はマネージング・エンジニアとでもいいましょうか、なんとエンジニアのくせに事務仕事もこなすのです(あやかりたい)。残りの1人は見習いさん。こんな構成でやっています。全員に共通しているのは、ノリは良いけれどグータラなところで、すべての予定は「必ず遅れる」のが常態化しています。それでも一応はプロ意識を持っていますから、とんでもないご迷惑はおかけしないと思われます(「しない!」と断言したいですね)。
 特筆すべきは、誰一人として「営業」ができないこと、「人生設計」など露ほども考えていないことでしょう。その意味で、珍品堂・懐古軒はまさに私たちのシンボルといえます。
 こんなメンツでやって行きますので、どうか長〜い目で見てやってください。すべての責任は、当面は私(大塚)が負うことをお約束させていただくとともに、発表する製品が一定水準以上であることもお約束いたします。何卒よろしくお願いいたします。



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