■保証と補償■
「ほしょう」には二種類の意味があります。一般に使われている「保証」は、いわば「約束します」でしょう。たとえば「完全動作保証付き」といえば、「絶対に正しく動くことを約束します」になります。しかし、約束など破られるためにあるようなものです。
そこで「補償」が出てきます。これは「万が一、約束が破られた場合に責任とります」の意味です。ですから「1年間の補償を付けます」というのは「1年以内に正常に動かなくなったら、ちゃんと直します」ということです。また「無償補償」は「無料で直します」です。
ですから「保証」だけ付いている製品は、いわばカラ手形みたいなもので、「補償」もされていないと困ることになります。■1年間の動作保証&補償■
私たちの全製品には、1年間の「動作保証」をお約束します。これは、設計寿命が1年、ということではありません。常識的に(常識って何だ?)扱っていただければ、50年程度は大丈夫だと思います。
50年という期間は、回路に使われているコンデンサの寿命から考えられる数字です。家電製品を含めて、全電気製品にはコンデンサが使われています。これがクセモノで、時間が経つにつれて新品時の性能を保てない宿命を持っているのです。たとえば22μのコンデンサを10年使い続けたとき、果たして何μになっているか(当然、容量は減ります)神様しか知りません。でも、たとえ50年後に5μになっていたとしても、音は変わっていますが、ちゃんと動作はします。
そんなわけで、一番アブナイのはコンデンサですが、その他、ハンダづけの耐久性とか様々な要素がありますので、私たちが「初期性能を約束できる」期間として「1年間」とさせていただきました。ただし、私たちの責任ではない故障・不具合は補償の対象にはなりません。たとえば、
●回路を改造しようとして失敗した。
●電池の極性を間違えて入れた。
●不注意・乱暴に扱って壊した。
●高温や多湿の場所で使ったり保管したりして調子が悪くなった。
等々、、、要するに「ヤバい使い方をして壊れても責任はとれません」ということです。
以上は「完成品について」です。基板ユニットについての保証・補償内容は基板ユニットについてのページを見てください。また、基板ユニットを購入されて自作されたマシンについての保証はありません。「作ったときは動いたのに、すぐに壊れた」などの場合の補償もありません。失礼ながら、皆様全員がハンダづけのプロだとは思えないからです。
それから、ツマミが外れた、ネジがゆるんだ等の小さな故障は、ユーザーご自身で直していただきます。すべて楽器用のリペア工具で間に合うはずです。小修理のご相談はメール(noahs_ark@diskdig.com)で承ります。■動作保証の根拠■
私たちは全製品を可能な限りチェックしてからお送りします。基板ユニットの場合、最低3時間のエージング(パワー・オンにし、信号を入力し続ける)と、ヴォリューム類を仮接続して出力波形の検査を行ないます。作り間違えやパーツの不良は完全に排除されます。
完成品では、最低5時間のエージングと波形検査、実際の音出しテストを行ないます。メジャーメーカーでは全品の「音出しテスト」はやっていません。マイナーマーカーでは波形検査はやっていないでしょう。
人間のすることですから「完璧」は無いにしても、まずこれだけのチェックを行なえば「1年間の動作保証」を付けられます。
さらに、誰が実際に作ったか・最終チェックを行なったかを明確にするために、担当者名とチェックした日付けを書いたシールをケース内側に貼ります。■保証期間後などの補償■
永久に無償補償いたします、なんて言えれば最高ですが、現実には無理です。保証期間後は有償での補償になります。つまり普通の電化製品と同じです。パーツがある限り修理させていただきます。ゲルマ石などは「在庫限り」ですので、事前に連絡していただければ助かります。中小企業以下の虚弱企業ですので、すべて「持ち込み修理」になります(これは保証期間内でもそうです)。
ただ、どんな状態のマシンでも修理をお引き受けするわけにはまいりません。「1年間の動作保証&補償」の項で書いた、ユーザーの故意または著しい不注意による故障は、修理できません。早い話、直すより最初から作った方が早いような壊れ方をした場合には、修理代もかかることですし、お互いのために修理しない方が得、ということです。これはご納得いただけると思います。■返品について■
正直言って、今のところあまり考えていません。一応「原則不可」ということでいかがでしょうか? ただ、やむを得ぬ事情で(「気分が変わった」は勘弁してください)返品せざるを得なくなったときには、誠意をもって話し合いましょう。
また、世間一般で行われているルール「開梱前の状態での返品」は、送料お客様持ちでOKということでいかがでしょうか。返品されたマシンをチェックし、開梱前であることが確認できれば代金はお返しいたします。
この他、いろんな問題が出てくると思います。たとえばヤフオクの評価で「非常に悪い」応酬合戦の「罵り合い」を読んでいて、心楽しくなる人はいないでしょう。ああいうの、やめません? お互いの立場を尊重して対処したいと思っています。【年寄りの理想論】
私たちは「売りました」「買いました」「ハイおしまい」のような無味乾燥な関係を望んではいません。理想は、駄菓子屋のオジサンと悪ガキのような関係です。いえ、毎日買いに来てくれ、と言っているのではありません(そんなことされたら、こちらが先に参ります)。たった1台のマシンでもいいのです。売買という商行為でありながら、常に遊び心を持ち続けられればいいな、なんて考えています。ひとことで言えば理想は「珍品堂」ですね。
珍品堂表紙ページに戻る このページの文章・グラフィックすべての著作権は著作者(大塚明)に帰属します。事前に文書による承諾が無い限り、いかなる目的であっても、引用・転載等はお断りします。ご連絡いただければ、事情の許す限りご希望に添いますので、ぜひ事前連絡をお願いいたします。