珍品堂アナログ店

 よく考えると今年ももうすぐ終わりだね。よく考えなくても来年は1998年。立派な世紀末だ。なのに誰も「世紀末だ!世紀末だ!」とは騒がない。ごく一部のオカルト大好き連中がノストラダムスだかユダヤの予言だかを信じるフリして、中途半端に売れる新書版のキワモノ本を作っているだけ。もっと本気になって「世紀末だぁ〜ッ!」と認識してもいいんじゃないだろうか。
 認識できないのは我々全員が、いわば「渦中の人」だからじゃないの? 蟻は自分が蟻であることを認識できない。それと同じ。日本人全員が、多かれ少なかれ「同じ穴のムジナ」なんだよ。
 銀行や証券会社が、これまでさんざん悪いことをした末に、それを隠しきれなくなってツブれても、目に付くのは表面上の「倒産騒ぎ」だけ。旧悪の追求は二の次だし、まだツブれてない銀行のバレていない悪事は、誰も暴こうとしないじゃないか(探せばあるぜ、ゴソゴソと。だからコイケさんに脅されるんだ)。
 15年前ならビニールに包まれて、薄暗くてホコリっぽい店の奥で売られていたような女性人体精密観察の絵本が、今ではコンビニでも買える。未成年には売っちゃいけないらしいけど、一番欲しがるのは青少年だろ。コンビニ取り締まる前に版元を取り締まれ。取次も取り締まれ! 本末転倒もいいところだ。じゃなかったら、全面解禁にして駅の売店でも売るようにしたらどうだ。毎晩ポストに入ってくる「10本1万円! 画質鮮明・試写OK、即時配達」とか「あなたと楽しい一夜を! チェンジOK 子猫クラブ」のビラだってそうだ。合法か非合法かはどっちでもいい。法律はいつも適当に作り替えられてるんだから。
 銀行に比べりゃ、あのビラの連中の方がまっとうな商売してると思うよ。銀行は堂々と悪いことしても、まず捕まらないけど、彼らは見つかればソク逮捕。いわば命がけでやってる。銀行は担保をたっぷり取って、おまけに利息までふんだくって、他人から預かってる金なのに自分の金みたいな顔して「貸してやってもいい」みたいなデカい態度の商売やってるけど、ビラの彼らは自己資本100%で立派に商品の「売買」をしてる。どっちが「実業家」だろう? どっちが正しい商売だろう? おまけにだな……、

 
 壊れた自転車を引きずって、出前の帰りに通りかかった懐古軒は、ここまで一気にまくしたてました。何故か、かなりアタマにきている様子です。
 
珍品堂:わかった、わかった。ちょっと待ってよ。まだ再登場のご挨拶も済んでないじゃないか。
懐古軒:あっ、そうか、ごめんごめん。水いっぱいちょうだい。
:一杯じゃなくて、たくさん要るみたいだけど。(と、キティちゃんの絵が付いたコップで水を渡す)
:あー、うまい……ん?なんだい、このコップ?
:ああ、それね。バザーの余りでもらった。プラスティックだから壊れなくていい。
:たしかにそうだ。……また収集癖が昂じてキティちゃんのキャラクター商品まで手を出し始めたのかと心配したぜ。
:……キティちゃん、って何だ?
:へっ? 知らないの? ま、知らない方が健全でしょ。
:でもポケモンなら知ってるよ。
:またまた。
:ピカチュウ、カイリュウ、ヤドラン、ピジョン、コダック、コラッタ、ズバット、ギャロップ、サンダース、メノクラゲ、パウワウ、カラカラ、タマタマ、ガラガラ、フシギダネ、アーボ、イーブイ、ウツドン、エレブー、カビゴン、カブト、サイドン、ジュゴン、ポリゴン、ディグダ、ドードリオ、ゲンガー、ドガース、ルージュラ、ニャース、シャワーズ、クサイハナ、コクーン、ゴースト、イワーク、ヒトカゲ……
:ぎょぇ〜ッ!
:まだまだ続くけど、まあ、こんなもんだ。……そうそう、ご挨拶をしなくちゃ。
:ど、どうやって憶えたんだよ。ポケモンやってるの?
:いや、隣の公園で遊んでる子供たちが呪文みたいに言ってるだろ。それで憶えちゃった。で、ご挨拶ですが、初対面の方もいらっしゃると思いますので、えー、私が珍品堂主人です。ここに驚愕の表情で突っ立っておりますのが、
:はい、隣町のラーメン屋で懐古軒主人です。
:数年前までGM誌のページを無駄遣いして、古エフェクタをネタに二人で漫才をやっていましたが、これからはプロバイダのハードディスクに居座って、愚にもつかないけど多少は意味のあるらしいことをしゃべろうと思ってます。どうぞよろしく。……と、懐古軒も何か言いたいことある?
:そうですね〜、やっぱり、年とると人間は過激になるもので、本人はごく自然体のつもりなんですが、周りはそうは見てくれなくて、とにかく頑張ります。……ほら、スポーツ選手の答えみたいだろ。どんな返事にも、最初に「そうですね〜、やっぱり」って言って、あとは当然のことを言って、「頑張ります」で締めくくるのが規則なんだ。
:んぐっ。……こういう人です。でも古エフェクタについては妙に知識があるんで勉強相手にはなります。で、前は製作記事に絡めて、少しはアカデミックな話もできたけど、これからはどうしよう?
:なんとかなるでしょ。大塚クンも考えて、ここだけ文字色変えているから、読みたくない人は飛ばせばいいし。
:そうかなぁ。気が重いなぁ。せめて、ちゃんとした店があればドアーズのドーナツ盤とかジャニス・ジョプリンのポスター売れるんだけど、今はキットだけでしょ。それもほとんどオリジナル機材の。
:いいって、そんなこと。ネタがあるときはきちんと話すから。オレは生来楽天的なんだ。
:あまりそうは見えないけど。
:いや、楽天家だよ。そうじゃなきゃ日本文化の文句なんか垂れてない。せっせと自分の店の宣伝やってらぁ。蟻さんになってビラまいてさ。
:まあ、オレたちは蟻さんじゃないね。どっちかといえばキリギリスだ。
:そう、だからもうすぐ冬がきて、キリギリスから先に死ぬぅ、なんて思ってない。蟻じゃないから見えるんだよ。混沌の奈落に落ちかけている蟻の世界が。
:ただの不機嫌な中年のアジ演説だと思うけど……
:年齢がどうあれ、ウッドストック世代とかフラワーチルドレンと呼んでもらいたいね。私としては。
:愛と平和のフラワーチルドレンが、どうしてまた世紀末だの銀行の悪口だのと……
:そうそう、それが言いたくて来たんだ。コトの起こりは得意先の建築屋。
:代金払ってくれないのか?
:いや、そんなら許せる。逆なんだ。その建築屋というかデベロッパーというか山師というかは、この前の住専問題のとき、新聞のリストに載ったバブル屋だったんだ。いつも1300円の特別定食の出前だったから「景気いいんだな」と思ってた。ところが、とんでもない不良融資先だったわけ。支店長はベンツで、営業はみんなBMW乗ってたよ。
:じゃ、大切なお客さんでしょ。
:冗談じゃない。もう出前なんかしてやんないよ。オレは、のど渇いても盗泉の水は飲まないからね。ていうのはさ、新聞に名前が出たとたんに支店の看板掛け替えた。社名変更したんだ。それから2週間ごとくらいに看板が変わって、図々しく別会社みたいにやってる。支店長はベンツからボルボに乗り換えて、BMWに乗ってた営業はアウディかVWゴルフだよ。さんざん儲けて、借金コゲつかせて、税金で穴埋めさせて、テメエらはまるで脳天気。許せるか?
(少し脚色しましたが、基本的にはこの目で見た事実です。世の中どうなってるんでしょう)
:すごいね、それ。昔なら市中引き回しの上獄門だぜ。
:だろ? だけど、そういうのが当たり前になってる。世紀末なんだよ。コトの善し悪しがわかんなくなってるんだ、みんな。そんなことがあるのに、なんで山一に税金貸してやるんだ? インチキ決算続けて、勝手にツブれたんだろ。インチキやってた連中の財産全部没収して、カラ傘一本で追い出して、それから貸してやるなら話はわかる。でも高級車に乗せたままで税金貸してやるのは、それこそ泥棒に追銭じゃないの。オレはイヤだね。その分の税金は払わないぞ。
:ウチは最初から払ってないからいいけど。
:だいたいね、粉飾決算っていうのは、赤字に粉飾しようが黒字に粉飾しようが、どっちにしても株主に対しては裏切り行為なんだぜ。国税庁は赤字に粉飾したときだけマルサやってるけど、これもヘンな話さ。要するに「国をだますと犯罪だが、庶民をだますのは犯罪じゃない」ってこと。なっ、世紀末だろ?
:なるほど。「ヘンなこと」でも堂々とやれば「普通のこと」になるわけだ。たしかに狂ってる。どうせ狂うならもう少し人間的に狂ってほしいな、デカダンスとか。今は干涸らびちゃってる感じ。詩人が出てくる余裕はないみたいだね。
:ああ、詩人は出ないね。アールヌーボーも椿姫も無し。人非人ならたくさん出てるけど。まあ、オレのラーメン屋がツブれたら日銀が助けてくれるならいいけどさ。特別融資ってやつで。そうそう、ツブれたっていえば、こないだツブれた裏の板金工場、あそこの職人さんたちはみんな五十台だったろ。すごく困ってるよ。職安行ってもダメらしい。
:不渡り手形もらって社長が自殺した工場?
:そう。かわいそうだよ。何も悪いことしてないのに倒産して。
:山一みたいに社員の再就職先の心配は誰もしてくれないし、新聞にも出ない。……どうしてマスコミは「山一の社員が失業する」ことをニュースにするんだろう。倒産すれば失業するのは当たり前じゃない。でも、ほんとに腕のいいトレーダーなら、どこの金融機関にだって就職できるだろうに。
:いや、それ以前の話。金融機関、特に日本の戦後の金融機関は、構造的にラスベガスのカジノよりもリスクは大きかったのさ。かなりヤバイ胴元で、仕事自体がギャンブルだったって言ってもいい。 自己資本率が5%なんて、競馬のノミ屋よりひどいぜ。

 と、予想通り、音楽とも機材とも無関係な会話になってしまいました。この後、経済とギャンブルの関係、実業と虚業、必要な音楽と不要な音楽について等々、延々と話は続くわけですが、読者諸氏にあまり嫌われないようでしたら、次回も会話の続きを掲載いたします。
 ご存知のない方にお知らせすると、GM誌では、このような会話の後、話題が音楽や機材に向いて、古エフェクタの話になり、それから製作記事につながるのが常でした。
 自明のことながら珍品堂・懐古軒とも私(大塚)の一部です。でも、書いているうちにキャラクターが私から遊離し、時として勝手なことを口走ることもままありました。書いて、自分で読んでみて、改めて納得したりもしました。原稿って、本当におかしなものです。


■いらっしゃいませ!■

 恐れていたことが起きました。ご覧のように珍品堂と懐古軒が帰って来たのです。GM誌に登場した初期の頃は、それはそれは無邪気な連中で、たまにユーミンの悪口を言う程度でおさまっていました。ところが消費税問題を発端に(ちょうどそのとき、懐古軒の出前用の自転車が壊れ、意味不明の税金を取られそうになり、新車購入を拒否しました。だから今でも壊れた自転車で出前をしているわけです)懐古軒は「目覚め」てしまったのです。珍品堂も単なるオタク人間から世界的な視野を持つ「国際派」になり始め、現在ではちょっと収拾がつきません。GM誌では、製作記事本体より彼らの「漫才」を楽しみにしていた読者も少なくなかったと聞いています。しかしいずれにしても、次回からはもう少し「音楽寄り」の話もするように、二人を説得しておきましょう。

 さて、このオンライン・ショップの珍品堂。店の趣旨と(まったくもって遠大な)最終計画は前回書きましたので、そちらをご参照下さい。この店ではHandmade Projectで製作したマシンのキット類を販売しています(冗談ではなく本当に売っています)。今のところ、まだ3機種しかありませんが、よろしければご利用下さい。

−−商品ラインナップ−−

 今月の商品は「D-FUZ」「SOUND BOX OSC」と「SOUND BOX NOISE」です。

 各商品には原則として以下の5種類のバリエーションを設けます。

1:エッチング・穴あけ済基板……
  基板だけです。手持ちパーツがある人、電気街に行ける人、
  あるいはエッチング・穴あけに自信のない人はご利用下さい。

2:1の基板+基板上パーツのセット……
  基板と抵抗・コンデンサ・半導体、つまり基板ユニットを作るためのセットです。
  秋月「キット」と同じとお考え下さい。
  VRやスイッチ類を持っていて、とりあえずどんな音か知りたい人、
  複合エフェクタに組み込む人には最適です。

3:完成基板ユニット……
  基板上パーツを全部ハンダ付けし、動作確認済みのユニットです。
  完動保証ですから、作りたいけど自信のない人、時間のない人はどうぞ。
  調整箇所があるマシンでは、もちろん完全調整を行なっています。

4:基板関係以外の全パーツセット……
  VR、ツマミ、スイッチ類、ジャック、DCジャック、ケース等、基板関係以外
  の全パーツのセットです。配線材は含まれません。

5:完動保証の完成品……
  すぐに使える完成品です。製作記事と違うのは、パネルに文字が入っていないことだけ。
  ユーザーの好みで入れて下さい。もちろん外部電源対応です。
  本音のところでは、こちらとしても、手間がかかって作りたくないのですが、
  「今は作れないけど、すぐに使いたい」人も多いため、商品化しました。
  ですから、完成品の販売は、あくまでも「キット販売の延長」です。
  6ヶ月の補償を付けますが、ツマミが取れた、ネジがゆるんだ等の簡単な故障は
  ご自身で直していただきます。
  (乱暴な扱いや不適切な電圧を加えた等で壊れた場合、
  不合理な改造による故障の場合には、有償修理または修理自体をお断りすることもあります)

 以上の中から、ご自分の製作テクニックや目的に合った製品を選んで下さい。

 
−−カタログ&価格表−−

 価格はすべて送料込みです。消費税はいただきません。1と2では「2個以上割引」を行ないます。これは主に送料の関係です。

■D−FUZ
D-FUZの写真
'70年代のファズ・サウンドを再現。
それだけじゃつまらないので
よりヘンな音も出せるマシン。
くわしくは1号参照。
D-FUZの完成基板写真
  D−FUZの完成基板。
  パーツ数は多いですが
  調整箇所はありません。
 
 
1:基板のみ……1100円
  (2枚以上同時にご注文の場合は1000円)
2:基板+基板上パーツのセット……2500円
  (2セット以上同時にご注文の場合は2300円)
3:完成基板ユニット……4500円
4:基板関係以外の全パーツ……3500円
5:完成品……10000円

  4と5には「電池ボックス」は付きません。
  4で電池ボックスをご希望の場合は+300円。
  5では+1500円になります。
 

■SOUND BOX OSC
SOUND BOX OSCの写真
前回のHandmade Projectで作った
純粋アナログ音源。
三角波とデューティ可変矩形波
を合成して、アナログシンセ
の太い音を得ます。
OSCの完成基板写真
  SOUND BOX OSCの完成基板。
  今月書いた回路定数変更で
  発振周波数の変更も可能です。
 
 
1:基板のみ……1000円
  (2枚以上同時にご注文の場合は900円)
2:基板+基板上パーツのセット……1800円
  (2セット以上同時にご注文の場合は1600円)
3:完成基板ユニット……3500円
4:基板関係以外の全パーツ……3000円
5:完成品……9500円

  完成品(完全調整済)が割高なのは製作時間が長いためです。  
 
 

■SOUND BOX NOISE
SOUND BOX NOISEの写真
今回のHandmade Projectで作った
楽器としてのノイズ音源。
ホワイトとピンクを発生し、
直接出力も可能。フィルタ・オンで、
レゾナンス風音色も出せます。
NOISEの完成基板写真
  SOUND BOX NOISEの完成基板。
  調整箇所はありませんが
  ノイズ発生トランジスタの個性で
  微妙に違った音色になります。
 
 
 
1:基板のみ……1000円
  (2枚以上同時にご注文の場合は900円)
2:基板+基板上パーツのセット……1800円
  (2セット以上同時にご注文の場合は1600円)
3:完成基板ユニット……3500円
4:基板関係以外の全パーツ……2800円
5:完成品……8800円

  3および5ではトランジスタをシビアに選別しています。  
 
 

●SOUND BOX特別仕様

 OSCとNOISEの合体完成品マシンを、あなたの仕様(電源は共通か個別か、パワーSWを付けるか、LEDを付けるかetc.)で製作します。価格は仕様によって異なりますが、たとえば「電源共通、パワーSW付き、LED付き」でタカチのケースに入れた場合、17000円程度とお考え下さい。詳しくはメイルにてお問い合わせ下さい。納期は1ヶ月前後の予定です。また、この特別仕様はいつまで続けられるかわかりません。このページに案内が載らなくなった時点で終了です。


■納期の約束

 ご注文と入金を確認してから5日以内の発送が原則です。
 パーツの在庫切れや製作が追いつかずに、5日以内に発送できない場合は、
 領収書を兼ねた予定納期をお知らせするハガキを送ります。
 また、あまりに納期がかかりそうなときには、このページを随時書き換えてお知らせします。

■ご注文と送金方法

 1号で述べた理由で、送金は全面的に郵便局経由でお願いします。

★推奨する注文・送金法

 ●定額小為替での送金(もっとも経済的な方法)
 郵便局で「定額小為替」を購入し、注文内容を書いたメモといっしょに送って下さい。送金手数料は、小為替の手数料(すごく安い)と普通郵便代の80円で済みます。
 このとき、受取人の欄は必ず空白にしておいて下さい。万一、郵便が迷子になり小為替が紛失しても、郵政省が追跡して見つけてくれます。ですから普通郵便で充分。書留にする必要はありません。
   送り先は、
     [〒175 東京都板橋区徳丸3-15-13-505 大塚明] です。
 メモには、あなたの住所、電話番号、名前、あればE-mailアドレスかNiftyのIDも書いて下さい。電子メイルはセキュリティが怪しいので非常時の連絡用です。書かなくても結構です。

 ●郵便局の電信送金(もっとも早くて、かなり安い方法)
 郵便局のATM機から、金額にかかわらず130円の手数料で、リアルタイムの電信で送れます。ATMが動いている限り、日曜祝日でも送金できます。
 ただし、この方法を使うには、あなたの郵便貯金通帳(とカード)が新しいタイプ(通称「ぱるる通帳」)でなければなりません。古い通帳と印鑑を郵便局に持っていけば、その場で新しい通帳&カードに取り替えてもらえます。新規の場合は身分証明書と印鑑だけで通帳は作れます。
 新しい通帳にした直後はカードは使えませんが、窓口で電信送金ができます。手数料が140円になるだけです。
 送金後、私宛にハガキまたはE-mailで注文内容、住所、氏名、電話番号、送金金額と、「郵便電信で送った」こと、E-mailアドレスかNiftyのIDをお知らせ下さい(宛先は前項の住所)。できればハガキが良いかと思います。(まったくE-mailを信じていない私)
   郵便電信送金の送り先口座は、
     [記号]10060 [番号]61469161 asl代表 大塚明 です。
 銀行振り込みを使いたくない理由、ぱるる通帳があまり知られていない理由などは前回書きましたのでご一読下さい。

■商品についての責任など

 完成品と完動保証ユニット以外の商品については、キットという性格上、組立後の完動は保証しかねます。1箇所でも間違えて作れば正常に動かないからです。間違えている箇所を発見するのは大変な労力ですので、有償・無償にかかわらず、トラブルシュートはいたしかねます。(本当は、してあげたいんだけど、時間がない)
 キットに含まれるパーツは、すべて信頼できるメーカーの新品です。不良品が混入する確率は限りなくゼロに近いため、パーツ不良が原因の不完動は、まずあり得ません。しかし仮りに不良パーツが入っていた場合には、同等のパーツを、こちらの送料負担でお送りします。それ以上の責任はご容赦下さい。組立作業中のパーツ破壊(熱のかけすぎ等)はお客様の責任になります。
 なんか、皆さんを不安にするようなことばかり書きましたが、実際にはトラブルは生じないと思っています。もし何かあっても、誠実に対応いたしますのでご安心下さい。
 Handmade Projectとも関連することですが、「質問」はマシンの正規の作り方・使い方に関するものだけに限らせて下さい。改造についてや、一般電気知識知識に関するものにはお答えできないことがあります。

 ……以上、お約束です。aslおよび珍品堂の電話番号は、03-3550-6901です。いたずら電話は無いと信じています。ただ、非常に多忙なため、本当に困った緊急時や、送金したのに返事がない等の場合にだけ連絡して下さい。通常の連絡はハガキかE-mailasl@po.teleway.ne.jpでお願いします。

                                   珍品堂主人代理 敬白  

 

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